【プロのおすすめ】深いコクと甘味が最高!大注目のフルーツ「デーツ」

Ryo

グルメ食品バイヤーのRyoです。
自分で食べて、家族にも勧めたい食品をご紹介する「プロからの口コミ」を書いています。

お好み焼きソースに砂糖の代わりに使われるほど甘く、豊富な栄養成分も魅力のナツメヤシの実「デーツ」。最近大注目のデーツについて、味わいやカロリー、レシピ、生産国などの楽しい情報をたっぷりお伝えします。

目次

デーツとはどんな食べ物?

デーツは英語では”dates” と書き、ナツメヤシの実です。
1本のナツメヤシには写真のように、とてもたくさんの実がなります。

Ryo

ものすごい量の実がなるナツメヤシ。旧約聖書の時代から食べられていたという説にも納得です。


ヤシの木というと、海岸沿いの並木道のようにとても背の高い木を思い浮かべる方も多いと思います。
2枚目の写真はパレスチナ自治区、「死海」沿いのデーツ畑。木を低く育て、手入れや収穫がしやすいようになっています。他のフルーツ同様、デーツも丁寧に育てるのは大変な労力と手間がかかるそう。大事に育てられたデーツは奥深く甘みの強い、スイーツのような実になります。

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死海を眺めるまさに絶景に、ナツメヤシ畑が点在します。

世界には1,000種類ものデーツがあるといわれ、味わい、大きさもさまざまです。
また甘みがとても強く、サトウキビのように砂糖の原材料にもなっています。

デーツは見た目の地味さもあり、これまであまり市場に出回ることはありませんでした。最近は栄養価の高さと味の良さからデーツがあらためて注目され、高品質で大粒なデーツも輸入されるようになってきました。食品メーカーやスーパーなども、独自ブランドのデーツを続々新発売している、今注目のフルーツなのです。

デーツの大粒と小粒の違いは?

品種の違いもありますが、一般的に、自然に任せた受粉で生育が上手くいかなかった場合、小粒のデーツしか実りません。当然食べる果実部分は甘みもうすいものが多く見られます。低価格スーパーなどでこれまで販売されてきたデーツは多くが、このような小粒でした。

ナツメヤシの木は芯に少しキズをつけてしまうと枯れてしまうほどのデリケートな植物。
デーツ自体も雨などの水分から実を守るため、カバーが欠かせません。大粒のデーツは手作業で受粉され、他の高級フルーツ同様、品質管理されながら手間暇をかけて大切に育てられています。

大粒のデーツはどんな味?

上質で大粒のデーツは、中粒、小粒のデーツとは全く違う食べ物かと思うくらい、味も食感も違います。

たとえばマジョール種のような大粒のデーツは肉厚で、チューリップのつぼみほどの大きさがあります。食感はしっとりと弾力も感じられ、まるで上質な羊羹や大粒の干し柿のよう。食べ応えのある食感です。

味わいは果物らしく、フルーティーでコクがあります。甘みがとても強く、黒糖の塊を口に入れた時のような、口全体に強い甘みが広がる味わいです。

デーツのカロリーはどのくらい?

大きなマジョール種で25gほども重さがありますが、カロリーは50kcalほどと控えめです。実際に食べてみると女性なら1粒食べきるのも大変なくらい、濃厚な甘みと食べ応えがあります。デーツには栄養成分もたっぷり含まれていますので、おやつの置き換えダイエットにも大変おすすめです。

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実際に大粒のデーツを食べてみると、濃厚な大粒の干し柿を食べた後のような満足・満腹感があります。間食にもぴったり。

デーツの栄養成分

デーツには様々な栄養成分が含まれています。フルーツなので食物繊維はもちろん、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄分など、身体に必要な成分をスナックのように気軽に摂ることができます。

デーツの簡単レシピ

そのままでも十分美味しいですが、大粒のデーツなら真ん中にホットドックのように切れ込みを入れ、発酵バターを差し込んでいただくとまさに絶品です。発酵バターのほのかな酸味、デーツのやさしい甘みが溶け合い、高級スイーツ店の逸品のような味わいになります。
さらに、香ばしいピスタチオやヘーゼルナッツ、カシューナッツも添えると香ばしさと見た目の華やかさも抜群です。

また、ざく切りやみじん切りにしてチーズケーキやチョコレートケーキ、アイスクリームにパラりとトッピングするとコクがプラスされ、ワンランク上の味わいになります。

お料理にはシロップが便利ですが、同様に細かく切って煮込み料理に加えると、フルーティーなコクがプラスされます。黒糖のような風味も持っているので、和食にもよく合います。お好みによって、甘みは砂糖で足し、コクやまろやかさをプラスするためにデーツやデーツシロップを追加するのもおすすめです。

ほかにもカフェラテやケーキの材料など、特に乳製品系の食べ物やナッツに入れると実力を発揮してくれます。

デーツはどこで作っている?

エジプト、サウジアラビア、イランが生産量トップ3です(2021年)。

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子どもの頃は何となく、ナツメヤシの横をラクダが歩いているようなイメージがありました。

現在では中近東のほか、アメリカ、メキシコ、スペイン、ベナンなど、世界各国で栽培されています。なかでも品質が高く、濃厚な甘みと味わいで人気なのがパレスチナ自治区、エリコ産のデーツです。

デーツの名産地、パレスチナ自治区のエリコ

高級塩の生産地として世界的に有名な「死海」。このミネラルを多く含んだ死海のほとりに、デーツで有名な街エリコ”Jericho”(日本語では「ジェリコ」とも) があります。

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左手前に生えている林のような木もナツメヤシのようです。

エリコは写真で見る通り乾燥した土地で、一年を通して晴れの日が多い気候です。紀元前10,000年には今の場所に集落があったと考えられ、聖書にもひんぱんに登場する世界最古の集落ともいわれています。

世界各地にあるデーツの特産地の中でも、エリコのデーツは実の大きさ、甘味、風味が最もすぐれたデーツの一つとして有名です。

死海がすぐそばにあるような生育環境では、塩害が広がりがちです。それが塩害に強いナツメヤシなら、まぶしい日差しや肥沃な土地の栄養といった、エリコ本来がもつ自然の恵みを存分に生かすことができるのです。

パレスチナ自治区・エリコの魅力

(外務省ホームページより引用)

長く政情不安が続いてきたエリコですが、日本からの援助もあり、観光にも力を入れつつあります。1万年の歴史をもつ都市なので、見どころはたくさん。特に8世紀のウマイヤ朝に作られたヒシャム宮殿は、初期イスラム建築を代表する文化遺産です。世界最大級といわれる大浴場のモザイク床は、他ではなかなかお目にかかれない、繊細で素晴らしい芸術として知られています。

ほかにも1万年前からの都市の遺跡がミルフィーユのように重なるテル・アッスルターンや旧約聖書に登場する湧き水もあります。季節があえば、ナツメヤシのジュースやフレッシュで濃厚なザクロジュースも魅力的です。

デーツは現代人の生活におすすめ

今回は最近再注目されているナツメヤシの実、デーツについてお伝えしました。
手を汚さず手軽に食べられ、栄養豊富で濃厚な甘さとフルーティーな味わいが楽しめるデーツはまさに現代人にぴったりのフルーツ。積極的に生活に取り入れていきたい食品です。

今回も最後までごらんいただき、ありがとうございました。
みなさまのデーツ選びの参考になれば幸いです。

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