ビーツの栄養をまるごと味わう!簡単でおいしいレシピ

ウクライナ料理のボルシチでおなじみのビーツ。あざやかな赤紫の色合いが印象的な野菜です。このブログではビーツの味わい、栄養を活かした食べ方、人気のレシピまで、詳しくお伝えします。

Ryo

グルメ食品バイヤーのRyoです。ブログ「ごはん大好き」では「プロからの口コミ」で、家族にも勧めたい品をご紹介しています。

目次

ビーツの栄養

ビーツといえば真っ先に思い浮かぶのが印象的な赤紫色。この色はベタレインという成分で、もともとお菓子やアイスを赤くする天然の着色料として一般的に使われてきました。

じつはビーツに含まれるこのベタレインには、活性酸素などを消去するなどの強い抗酸化活性があることがわかっています。さらに、さまざまな疾病に関係するとされる活性窒素にも、ビタミンC以上の高い消去活性をもつことが明らかになっています。

ビーツはスーパーフードとして、栄養や身体に関心がある方からいま注目されている野菜なのです。

ビーツのおすすめ調理法は?

ビーツに含まれる赤紫色のベタレインは熱の耐性が弱く加熱するお料理には向きません。ビーツの栄養を積極的に摂りたいかたは、サラダなど生でビーツを食べるのが一番簡単でおすすめです。栄養もとれるほか、あざやかな色合いで食卓をカラフルに彩ってくれます。

加熱する場合は、ビーツの栄養をまるごと摂れるボルシチやスープなどがおすすめです。
ここでは簡単で人気のレシピをご紹介します。

簡単!生ビーツのおすすめレシピ

ビーツとにんじんのバルサミコラぺ

【材料】
ビーツ(皮をむく) 1個
にんじん 1本
バルサミコ酢 適量
はちみつかメープルシロップ 適量
グレープフルーツ 適量
イタリアンパセリ 適量
粉チーズ 適量
オリーブオイル 適量
塩 適量
こしょう 適量

【作り方】
1.バルサミコ酢を煮詰める。甘くないバルサミコ酢の場合は好みに応じてはちみつやメープルシロップを加える。
2.ボウルに千切りにしたビーツとにんじん、オリーブオイル、みじん切りにしたイタリアンパセリを入れ、塩、こしょうで味を調える。
3.器に2を盛り、粉チーズ、果肉をほぐしたグレープフルーツを散らし、1のバルサミコ酢をかける。

Ryo

バルサミコ酢がビーツの香りを和らげ、甘みを引き立ててくれます。プチプチグレープフルーツがアクセント。

ビーツサラダ

フルーツの華やかな香りに、ヤギのチーズがまろやかさと奥行きを与えてくれるビーツサラダ。香ばしいアーモンドがポイントです。

【材料】
(具材・全て適量)
レタス 
ベビーリーフ 
プラムや柿など季節の果物
ヤギのチーズ 
アーモンド
玉ねぎ

(ドレッシング・すべて適量)
メープルシロップ
マスタード
にんにく
オリーブオイル

こしょう 

1.具材は一口大、玉ねぎはみじん切り、アーモンドは砕いてボウルの中で混ぜ合わせる。
2.ドレッシングの材料をあわせ、1.とあわせて完成。

Ryo

甘みと香りを楽しめるよう、ドレッシングにレモン果汁をプラスするとさっぱりとしたおいしさに。

加熱ビーツのおすすめレシピ

本格ボルシチ

【材料・約6-8人前】
 牛肩バラ 600g
 中くらいのビーツ 3個
 固形スープの素 6個
 カブ 200g
 セロリ 1本
 キャベツ 200 g
 じゃがいも 400 g
 玉ねぎ 200 g
 にんにく 1片
 バター 40g
 砂糖 小さじ1/2
 赤ワイン酢 60 ml
 トマト 2個
 塩 適量
 黒胡椒 ひとつまみ
 タイム 2枝
 ローリエ 2枚 
 ディル 大さじ3
 サワークリーム 適量
 プレーンヨーグルト 適量

【作り方】
1.ビーツとカブは皮をむき、セロリと細かいせん切りにする。キャベツは粗くせん切り、じゃがいもは皮をむいて一口大に角切りにする。玉ねぎとにんにくはみじん切りにする。
2.鍋にバターとオリーブオイル(分量外)を入れ、肉を炒める。色が変わったらさらに玉ねぎとにんにくを加えて炒める。火が通ったら他の野菜も入れる。
3.2の野菜がしんなりしたら、固形スープの素とひたひた+5センチくらいの水を入れる。さらに赤ワイン酢、トマト、砂糖、スープを加えて、30分ほど煮る。
4.塩で味を調整し、皿に盛ってディルを散らし、サワークリームとヨーグルトを混ぜ上に乗せれば完成。

ビーツはどんな味?

ビーツはカブに似ていますが、じつは違う種類(ナデシコ目)の植物です。辛味などはなく、ほのかな甘みが持ち味です。クセは強くないので、生食から煮込みまで、様々なお料理に活用できます。

若干の土くささが感じられますが、これはビーツに含まれるゲオスミンという化合物によるもの。雨上がりの土のにおいと同じ成分です。ビーツの素朴な味わいでもありますが、気になる場合、和らげるには以下の方法があります。

ビーツの土くささを和らげる方法

料理する際に酢を使う

煮込む際やドレッシングに酢を使うことで、ゲオスミンを分解することができます。

加熱調理する

ビーツは加熱すると甘みが増し、全体の味わいとして土くささを和らげることができます。

ビーツのさらにおいしい食べ方!下ごしらえ

ビーツを加熱調理するときはひと手間かけて下ごしらえしておくと、甘みが増してさらにおいしく食べられます。主な下ごしらえはゆでるか焼く方法があります。

ビーツをゆでる

うまみ、栄養を逃さないよう皮のまま、水から30-40分ゆでます。ビーツはゆでると赤紫色が抜けやすくなるので、ゆで水にお酢を少々入れておくと、色抜けがしにくくなります。

ビーツを焼く

焼く場合も皮付きのまま、アルミホイルにつつみます。オーブンで120ー140度で1時間ほどです。

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